【Electric Roast Fowl】
ベーシスト 『YAKITORI THOR』 の冥府魔道日記

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アルバム 紹介 総評

AILUROPODAONEjkt5blog.jpg先ずはジャケットデザインの経緯など・・・
こちらは十数年前に訪れたイギリスはウェールズにあるカーディフ城の窓からの写真をモチーフに作りました。アナログのカメラに何故か間違えてモノクロのフィルムを使用して撮影した物ですが、そのお陰で雰囲気のある写真になり気に入っておりましたので、それを画像編集ソフトで絵画風に加工して作ってあります。
ちなみにジャケット背表紙もその時に撮ったウェールズの国旗をモチーフにしてあります。ウェールズではこの国旗は赤い竜と呼ばれており実際には真紅のドラゴンの紋章が描かれておりますがこのジャケットでは分からないです(笑)ウェールズの国旗はスコットランドと並び世界最古の国旗だという説がある様ですが、その真相は分かっていない様です。

1ページ目の写真はロンドンの南にある街ブライトンの海岸から突き出た桟橋に設置された遊園地です。何やら非現実的なイメージがあり不思議な光景だった記憶があります。赤い竜の国旗を含め非現実というアルバムのコンセプトに合っていると思っております。リーフレット内で唯一の赤い東洋的な竜の写真は多田君とジャケット印刷用に素材をPCで編集している際に誤動作で偶然赤くなった物で、面白い偶然なので掲載する事にしました。


自分の音楽制作の手法を自己分析してみると、例えるならばコテコテの油絵だと思います。絵画の表現方法にもたくさんの手法がありますよね。墨絵や版画から水彩やクレヨン、果てはCGまで、様々な表現方法の絵画が存在しております。そんな中で僕の音楽の描き方はまさしく油絵に近いんじゃないか?と思っております。上からどんどんと色を足して厚く塗り重ねていく感じです。その為、元になった絵が分からなくなるほどの場合も有ります。
その部分をもっと磨いて自分にしか出せない自分だけの色をこれからもずっと追求していきたいと思います。それを受け入れて頂ける人は・・随時募集しております(爆)

世の中にはたくさんの表現が有ってそれを個々に1つ1つ楽しめる事、それはまさに人生の宝物だと思います。スタイリッシュなCGから気味の悪い抽象画まで、その時その時の感性に合ったものを生活の傍らに置く事は、今を生きる為の潤いになるんじゃないか?と思います。

そんな中の1つに僕の作品がなってくれたら、そんな嬉しくて光栄な事は有りません!
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アルバム 曲紹介 その11

今回リリースしたアルバム AILUROPODA ONE 【PHOTOVOLTAICS】に収録した曲を1曲ずつご紹介させて頂きたいと思います。

:その11
木製のトーチカ(A Wooden Pillbox)

僕には珍しく歌詞が先行して制作した曲です。大元の歌詞は、NHKオンエアバトルで名を馳せたヤドカリというAcoustic Unitのサポートライブの為に行った代々木で、本番までの待ち時間に駅の近くの小さな喫茶店で走り書きしたものです。今年の初めにその歌詞を読んでいてインスピレーションが沸き、DEMO音源を1日で作りました。ただ、かなり雰囲気のある曲に仕上がったので自分の声じゃない違う表現が欲しくなり、少し考えてヤドカリを脱退した中尾泰平くんに連絡を取りました。僕の中ではこの曲を歌って欲しい声は彼の声しか考えられなかったのです。泰平くんは快くO.Kしてくれて、その約1週間後くらいのボーカル録りになりました。この曲もややリズムの符割が難しくて歌うのが大変な曲ですが6時間ほどで録り終わり、その後、久々の再会を6時間遅れで祝いに近所のワインバーに行って飲んで語り合ったのを覚えています。
編集にあたり、やはり僕の頭の中のイメージは泰平くんの歌で間違い無かったと確信しました。初めて曲を聴いてもらって、歌い出してたった6時間で録った歌ですが、もう何年も歌ってきた様な雰囲気が有ります。イメージとピッタリで個人的にはミラクルとしか言い様がない感じです。

まさにこのアルバムのエンディングに相応しい曲だと僕は思っております。
僕の妄想では、前曲EPILOGOSで映画の物語が終わりスクリーンにエンドロールが流れる中でこの曲が始まります。背景の映像には鳥達が鳴く晴れ渡った朝の空に薄く広がっていく雨雲。太陽は隠れ、そして遂に降り出した雨で街中の木製のトーチカの屋根が濃い色に染まっていく。
残念ながらこの物語はHappy Endでは無い様です・・・(爆)

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アルバム 曲紹介 その10

今回リリースしたアルバム AILUROPODA ONE 【PHOTOVOLTAICS】に収録した曲を1曲ずつご紹介させて頂きたいと思います。

:その10
EPILOGOS

寒さが少し和らいだ頃のとある日、早朝まだ暗い時間にふと目が覚めてしまい窓を開けた。空にはまだ星が瞬いていて東の空からは日が昇る気配も感じられなかった。心地よい風が吹いて窓からすっと部屋の中に入ってきた。眠い目を擦りながら外気の新鮮さを感じているといつの間にか東の空の星は深い紺色に消えかかっていた。遠くで一羽の野鳥が鳴き始めた。作業に疲れ始めていた僕の耳にその声は非常に厳かに聴こえた。するとあちらこちらで沢山の鳥達が会話をするかの様に鳴き始めた。僕は彼らの歌を録っておきたい衝動にかられベッドから出てマイクを持ってベランダに居た。多分、毎年渡って行くヒヨドリの声だと思う。録音した彼らの歌を再生して聴いているとちょっと羨ましくなって僕も少し仲間に入れてもらいたくなった。そしてこの曲を作った。

コード進行は単純で良かったのでその朝の明けていく空をイメージして載せてみました。偶然そのリズムと同期した声をループして彼らの新たな歌を作ってみました。そのバッキングトラックにベースを4本ほど重ねてあります。

EPILOGOSのバッキングトラックの別編集ヴァージョンを1曲目PhotovoltaicsのIntro部分『休眠』に物語のプロローグとして挿入してあります。朝に始まり朝に帰っていくというコンセプトになっております。

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アルバム 曲紹介 その9

今回リリースしたアルバム AILUROPODA ONE 【PHOTOVOLTAICS】に収録した曲を1曲ずつご紹介させて頂きたいと思います。

:その9
Chasing On The Earth

ほぼ全体的に3拍子で構成されております。主旋律のベースメロの後半は速い上に少々ややこしい符割になっている為リズムが取りにくいかもしれません。A〜Bメロのベースは久しぶりにスラップで弾いてます。ベースはJRAUDの福田さんオリジナルのJ-BASS5です。ホンジュラスマホガニーで作られたボディは素晴らしく鳴りが良いのです。EMBで使用していたベースでも有ります。曲調的に若干Work Shopっぽい曲に仕上がりました。エンディング前の不思議な鬼気迫る音はメインベースのCurbow6弦のPick Up辺りの上でボトルネックで弾いております。とてもベースの音とは思えない凄い音が録れました。

文明の進化は加速しています。人間はより便利で快適な社会を生み出し、それによって生まれる莫大な利益を我が物にしようと躍起になっております。しかし膨張する社会は有害で不利益な物も沢山生み出している事を忘れてはいけないと思います。自然界全体の力は人間のちっぽけな科学なんかより全然強いのです。自分も含め、ちゃんと足元を見て、自然保護等という上から目線な思考ではなく、人間はただ単に大きな自然の力の上に生かされているだけだという事をもっと知る必要があると思います。難しい事ですが・・・でも、そうしないと人間界の未来にはきっとクラッシュする文明と社会の大団円が待っている気がしてなりません。そんな僕の考えが心配性なだけである事を祈ります。

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アルバム 曲紹介 その8

今回リリースしたアルバム AILUROPODA ONE 【PHOTOVOLTAICS】に収録した曲を1曲ずつご紹介させて頂きたいと思います。

:その8
WHISTLE

アルバム制作を始めようと思うキッカケになった曲です。当初、旧AMAZORAのドラマー小林くんと共に始めようと思っていたUNITの為に書き始めました。そのお陰で自分自身を見つめ直す事となり現在があると思っております。まだまだ大した現在ではありませんが、今後にとても希望が生まれた記念すべき曲だと私事ですが思っております。

この曲のタイトルでいう所のWHISTLEは僕の中では警笛を意味してます。なのでyoutubeにDEMOをUPする時にはサブタイトルに The alarm whistle which tells the end.と載せてあります。歌詞にも出て来ないので何故こんなタイトルなのか?きっと誰にも分からないと思います。しかしその思いを込めて作った曲なので敢えてこのタイトルを優先しました。それ以上は考え方の押し付けになってしまうので説明は差し控えます。

ギターに柴岡秀樹(シュワッチ)君を迎えて攻撃的なリフとバッキングを弾いてもらっております。歌録りはわざと風邪気味で喉が嗄れた時に録音しました。やや無理矢理出している声がこの曲には合っていると思ったのでそうしました。アルバム中、最も荒削りに仕上げた曲でもあります。

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アルバム 曲紹介 その7

今回リリースしたアルバム AILUROPODA ONE 【PHOTOVOLTAICS】に収録した曲を1曲ずつご紹介させて頂きたいと思います。

:その7
Rat Racing Circuit

目紛しく変化する社会制度や国際情勢等、それとは全く独立して過ぎていくかの様な日常。それを一歩引いて見ていると何やら滑稽でユーモラスにさえ見えてきてしまいます。一体誰が何の為に取り纏めている世界なのか?世の中で言われる偉大で尊大な物とそうでない物の違いは他に危害や損害を与える様な物を除くと何なのでしょう?しかし、そんな現状に身を委ねて生きている僕等が居ます。まるで作られた輪の中をグルグルと回っているネズミの様では有りませんか?何回回ると僕等にはどんなご褒美が貰えるのでしょうかね?
ふと、そんな事を考えてしまいました。そしてこの曲が出来上がりました・・・

この曲の半分は頭抜きの7拍子フレーズで構成されております。小節頭を見落とすと中々元に戻ってこれません。リズムを数えていると良い頭の運動になります(笑)残りの半分は普通の4拍子ですが、アクセント位置がズレて7小節パターンになっております。3+3+2の8拍子が2回と3拍子が4回。16+12=28÷4=7で一応は7小節です。パッと聴くとそんな感じはしませんが実はちょっとだけ複雑な構成になっているのです(爆)
後半のリフレイン部分の後ろにはボトルネックで弾いた歪んだフレットレスベースの音が薄く入れてあります。世の中の不条理をさりげなく暴く為にはこのくらいの飛び道具は必要なのです(笑)

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アルバム 曲紹介 その6

今回リリースしたアルバム AILUROPODA ONE 【PHOTOVOLTAICS】に収録した曲を1曲ずつご紹介させて頂きたいと思います。

:その6
Bugbear

夕闇の中の古い西洋の城壁の街をイメージして作った曲です。その街の中を彷徨い歩く伝説の妖怪Bugbearの悲哀をベースで歌っています。人間から見たら恐ろしい怪物でしょうけど、その怪物から見た人間はどうなんでしょう?近代化や文明の波が押し寄せる現代の世界の中で彼は人間にどんな事を思うのでしょうか?怪物はもしかして人間の方かもしれません。
Bugbearは昔々イギリスが統一されてない頃のウェールズで生まれました。悪い子供を食べにくる事が彼の仕事です。だから子供を叱る時の両親は「悪さばかりしてるとバグベアーに食べられちゃうよ」と言ったそうです。でもバグベアーが子供を食べた事件の報道は今までに一度も有りません(笑)実は心優しいヤツなのかもしれないですよ。素晴らしい社会貢献です。

この曲のストーリー展開は僕の中ではこんな感じです。
突如現代に現われたバグベアーが昔は人気も無く暗闇だったはずの夜の街をうろついていると、街中は輝くばかりに明るくて想像を超えて悪い大人や子供達で溢れていた。子供を食べる事も忘れ、ただ人間達に追い立てられる様に自分の世界へ逃げ帰るバグベアー。そしてその変わり果てた世界を彼の世界から嘆き歌い続けている。

曲の方ですが、主旋律のテルミン風の音はお気に入りです♪少々目紛しく転調を繰り返すコード進行も個人的には良く出来たと思ってます。この曲もalteredやlydian7th辺りを多用した曲ですが、こう聴いてみるとjazz的というよりバロック的に聴こえてしまうのは使い方の問題でしょうか?チャーチモードの変形だから根っ子は一緒なんでしょうね。まぁ、歴史的な事は詳しく知らないです(爆)

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Bassment Party Live Vol.50

【インフォメーションです】

bp50_flyer.jpg


僕も参加しているベーシストの会 bassment party の記念すべき50回目のライブが9月に行われます。今回のライブは震災復興チャリティーライブとしてホールでのイベントとなりました。今回僕の出演では有りませんが少しでもお役に立てればと思っております。
イベント詳細は下記の通りです。


地下室の会/BASSMENT PARTY LIVE vol.50
~東日本大震災復興支援ライブ~

★2012/9/30 0pen12:20/start13:00
★調布たづくり・くすのきホール
★前売3000円/当日3500円
★8/30より予約開始予定
※8/30より前に先行予約の受付も予定してます!

この日の収益は全額、地下室の会メンバー黒瀬さんが住む名取市に
寄付させていただきます。

今回はA-STAGEとB-STAGEでの構成!
A-STAGEはメインステージ♪
B-STAGEはいわゆるサブステージと思っていただければわかりやすいと思います。
A-STAGEは9組10名、B-STAGEは7組9名、総勢19名のBASSISTさんが出演!

A-1★Nuovo Immigrato★
高橋竜(B/Cho)
五十嵐"Angie."久勝(Vo) 日下部"burny"正則(G/Cho) 難波弘之(key) 下田武男(Drs) 西村直人(B・Guest)

A-2★Ricky & The Michelle★
藤田光則(B)
廣田龍人(G) 土屋剛(Key) 竹原眞人(Drs)

A-3★村上聖Bit Band★
村上聖(B)
河野啓三(Key) 岩瀬立飛(Drs)

A-4★BARAKA★
依知川伸一(B)
高見一生(G) 平石正樹(Drs)

A-5★Cube-ray with 都啓一★
IKUO(B)
ISAO(G) 長谷川浩二(Drs) 都啓一(Key)

A-6★中村梅雀バンド★
中村梅雀(B)
続木徹(Key) 竹野昌邦(SS/TS) 西山"HANK"史翁(G) 田中栄二(Drs)

A-7★川添智久WITH FRIENDS★
川添智久(B/Vo)
松原剛志(Vo) 麻倉あきら(Vo) Rie a.k.a Suzaku(G) 高山和芽(Key) TOSHI NAGAI(Drs)

A-8★レイニーズバンド★
レイニー加藤(B)
カズ南澤(Vo/G) 西山"HANK"史翁(G) ボブ斎藤(Sax) ジュニア豊田(Drs) 山田智之(Per) 杉本和世(Cho) 鈴木智佳(Cho) L_tone永田(Key)

A-9★JET Horns★黒瀬寛幸(B) 黒瀬理知(Drs) 千葉一平(Pf) 佐藤広樹(G)
[Tp]阿部清幸 小金澤健一 佐々木芳光 江口健二郎 佐藤樹 鎌田政美
[Tb]下拓也 荻村早紀
[A.Sax]佐藤香 朴光基
[T.Sax]林宏樹
[B.Sax]下田真菜美

B-1★恍惚ビブラート★
吉田のりお(B)
蛭田奈由未(Vo) 高橋香織(Vl)

B-2★梶山シュウ★
梶山シュウ(B/Vo)

B-3★はなわ★
はなわ(B/Vo)

B-4★泉尚也SOLO★
泉尚也(B)

B-5★佐藤研二★
佐藤研二(B)

B-6★ジャズベーズ★
JIMMY前田(B) TAK斉藤(B) 石川俊介(B)

B-7★Groove Navi★
坂本竜太(B)
DJ.MOTO(Voice Percussion)


沢山の皆様のお越しをお待ちしております!
宜しくお願い申し上げます。

テーマ:LIVE、イベント - ジャンル:音楽

アルバム 曲紹介 その5

今回リリースしたアルバム AILUROPODA ONE 【PHOTOVOLTAICS】に収録した曲を1曲ずつご紹介させて頂きたいと思います。

:その5
Bugbear's Mischief

短い曲なので手短にご紹介を・・・(^^;
全ての音がベースです。


・・・じゃ、紹介にならないですね(爆)
バスドラム役の音は6弦をミュートして親指で弾いてます。その音の中域をEQで大胆にカットしてCOMPで立ち上がりを調整しております。スネアドラム役の音は2本の弦を引っぱって弾いてます。EQとCOMPでスネアっぽく音質を調整してリバーブで残響音を足してます。スナッピーの鳴りを再現し切れなかったのが少々心残りですが割とそれっぽく聴こえませんか?ハイハット役の音は試行錯誤した結果コインで弾きました。EQで低域を全てカットしてあります。一番苦労したのがシンバル役の音です。ベースという楽器は音を伸ばすとどうしても低域の音が出てきてしまう為なかなか良い弾き方に巡り会えず困り果てました(笑)最後に出た答えは短く叩いたハーモニクス音をリバーブ成分で伸ばすというもの。都合の良い叩く物が見つからずボトルネックで叩きました(笑)役割によって色付けが全く違う為全て別々のトラックに収録してあります。音の立ち上がり方がその都度違うのでグルーブ感を出すのにも少々苦労しました。
4+2の6拍子で3小節進行になってます。メロディのスケールはリアルマイナーで循環進行です。なのでちょっとジャズブルースっぽく聴こえるかもしれません。ボロを出さない様にすぐ終わらせる事にしました(爆)
次曲に移る少し前に入っている音がエフェクトを一気に全て取り去った素の音です。ベース本来の音なのですが引っぱったり叩いたりしてるのでそうは聴こえないでしょう(笑)

テーマ:今日の1曲 - ジャンル:音楽

アルバム 曲紹介 その4

今回リリースしたアルバム AILUROPODA ONE 【PHOTOVOLTAICS】に収録した曲を1曲ずつご紹介させて頂きたいと思います。

:その4
Mythical Picnic

16分を超える大作の組曲です。今回のアルバムの中核を担う力作だと自分の中では位置づけられております。アルバム内で最もプログレ色の強い曲でもあります。曲のコンセプトは『幻』。或る意味『逃避』とも言えてしまうかもしれません。俄に信じがたい事が数多く起きてしまったこの1年ちょっとの世の中に対する私感でもあります。哲学的に言えば、個の存在はそれを取り巻く全てが存在して初めて成り立つものであり、古代インド哲学ではそれはアートマンとブラフマンという概念で語られています。夢・幻も個の中に存在する何か1つの概念であると位置づけると、それを取り巻く全ては恐らく現実世界そのものなんじゃないか?と思えてきますし、またその逆も然りです。現実の中に幻があるのか?幻の中に現実があるのか?というテーマを基に制作しました。

とまぁ、何だか訳の分からない事は置いておきましょうか・・・(爆)

曲は概ね8個の楽章から成り立っていてテーマを挟んで場面展開していく形になっております。一貫した拍子は無く場面場面で少々複雑な変則拍子やポリリズムになっています。ちょっと強引な手法も取り入れているので作曲する時点では楽曲全体の統一感を作る事にとても苦労しました。編集時点ではやはりミックスに非常に手子摺りました。16分を超えるオーディオmidi合わせて40トラックちょっとのデータは僕の制作環境ではかなり厳しくて何度となくPCのフリーズや突然の機能停止に見舞われました。トラックダウン出来た事自体奇跡なんじゃないか?と思ったりしてしまいます(笑)
それと、この曲を作る為に新しいギターを1本購入しました。高級品では有りませんが結構イメージ通りの音が録れたと思っていてお気に入りの1本です(笑)
長い曲なので楽章から楽章へバトンを渡していく様な感じでスムースに次々と展開していく様に心がけてみましたので聴いていて飽きる事は無いのではないか?と思ったりしております。テンポが割と速い上にジャングルの様にビートのみが倍テンだったりする箇所があるのでベース録りは非常に大変でした。途中の速いユニゾンフレーズは一応3拍子なのですがフレージングのアクセントの位置がどんどんズレて行くので自分で作っておいたにも関わらず弾くだけで割と苦労しました(汗)身から出た錆という奴です。

ともあれ恐らく一生に一度出来るかどうか?と思える様な力作になったと・・・
自分では思います(爆)

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アルバム 曲紹介 その3

今回リリースしたアルバム AILUROPODA ONE 【PHOTOVOLTAICS】に収録した曲を1曲ずつご紹介させて頂きたいと思います。

:その3
祈り(The prayer for a friend)

震災直後、親友であり以前バンドで共に音楽を志していた室岡文典くんの闘病を知り、居ても立ってもいられずに書いた曲です。(彼は今年4月、新しい旅へと旅立って行きました。アルバム制作も終わり余裕が出来たので、彼の追悼と彼の歌を世に残して行きたいという思いからPodcast KADODEも立ち上げました。)この曲も昨年3月25日にUstream放送上で「想い」という曲名で彼のため制作した曲をリアレンジしました。当時、柄にも無く縁起をかついで似合わない髭面を披露しつつの放送でした。前曲の紹介で書いた救援物資を届けた帰り道、突然彼から電話が有り車を停めて少し話しました。「夏過ぎくらいには退院出来るので退院したら飲もうぜ」という言葉に救われた事を忘れる事は出来無いです。

当時、混乱した頭の中に冒頭のギターのフレーズが浮かんできて、最初にそれを書き留めました。自分のギタープレイを初めて公に晒した曲でもあります(爆)そのフレーズに対して無条件で出てくるベースラインをどんどん付け足していく形で制作を進めました。なので幾つものフレーズが重なり合って曲が構成されております。その後のアレンジやミッスク作業の時、その全てを同時に成り立たせる事が最も難しい行程でした。アレンジ上やむなく削除したフレーズや付け足したフレーズ、新たに弾き直したフレーズも多々有りますが、基本的には2011.03.25のUstreamで作った物を土台にしています。しかし、彼が逝去した今『想い』という曲名だけは変更せざるを得ない事でした。
2011年という年に起因した悲しい出来事は彼の死だけでは無い事は分かっていますし、もっと辛い局面に立たされている方も大勢いると思います。ですのでこの曲がとても個人的私的な感傷である事はお聴き頂く方々にとても申し訳なく思います。でも敢えてそんな沢山の悲しみの中の1つとして彼の48年の人生を僕なりに歌う曲を上げさせて頂きました。

ちっぽけで貧弱な僕の祈りですが少しだけでも悲しみの世界に届いて
何かの支えになってくれる事を信じて。

なんだか湿っぽい曲紹介になってしまいました・・・m(__)m

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アルバム 曲紹介 その2

今回リリースしたアルバム AILUROPODA ONE 【PHOTOVOLTAICS】に収録した曲を1曲ずつご紹介させて頂きたいと思います。

:その2
Wrong Carnival

簡単な原曲はAMAZORA bootleg用に制作しましたが同UNITの活動停止によりお蔵入りしました。丁度その頃東日本の震災が有り気仙沼から陸前高田へ及ばずながら救援物資を届けに行き、気仙沼の気仙成田山というお寺にある避難所を訪ねました。震災から約1ヶ月の現地は非常に悲惨な状況で・・・そんな中でも力強く生きようとしている避難所の方々に逆に元気づけられる様な形で帰ってきました。社会の不条理を強く感じざるを得ませんでした。何も出来ない自分を恥じている場合では無いと思い自分に出来る事をしようと・・・何の役にも立たないとは思いますがこの曲のDEMOをyoutubeに『carnival』という名で上げました。
「必ず復興してみせますので次に来る時は手ぶらで来て下さいね」と、避難所の会長さんが言った何気ない冗談の一言が心に刺さったままずっと抜けません。
だから本番の歌の録音の時は涙声にならない様にするのが大変で・・・とても苦労しました。歳をとると涙腺が緩むものですね・・・(爆)

DEMOの時はKey of Emでしたが、僕のKeyと合わない為Dmに1音下げました。それにより若干のメロディ変更とアレンジ変更がしてあります。たった1音変えただけで曲のイメージがガラッと変わるものです。しかし、当初の自分の中のイメージは崩したく無いので、そこがリアレンジで最も気をつけた部分です。
コード進行は割と単純なのですが、僕の場合緊張音(テンション)を結構多く使う癖が有ってその解決の仕方で部分転調せざるを得ない箇所が多々有りコーラスのアレンジとそれを歌うのに少々手子摺りました。でも全て自分の声なので音の馴染みは良い気がします♪(気のせい?笑)

ともあれ、普通の4拍子だし・・・これでもアルバムの中で最もPOPな曲調だと思います(それも気のせい?笑)

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アルバム 曲紹介 その1

今回リリースしたアルバム AILUROPODA ONE 【PHOTOVOLTAICS】に収録した曲を1曲ずつご紹介させて頂きたいと思います。

:その1
PHOTOVOLTAICS

アルバムコンセプトが決まった頃に書いた曲です。イントロ部分は10曲目のEPILOGOSと共通した朝の情景を表しております。まだ陽の出て来ない早朝、1日の始まりを表現しております。そこから徐々に明るくなっていく晴天の空、季節は今と同じ様な暑い空気に包まれた夏、太陽光発電システムが深い眠りから目を覚まします。もしも、その単なる機械に何かを考える力が有ったとしたら、彼は何を思うのでしょうか?1日中空を眺め、ただひたすらに太陽の光を人間が使う電気へと変えていく事が彼に与えられたたった1つの使命なのです。この国、この社会、この世界全体に対して彼が思うであろうと僕が考えた事、それを表現したかったのでこの曲が出来ました。楽曲は5つの楽章からなる短い組曲風になっております。もしそれぞれの楽章に名前を付けるとしたら、『休眠』『変換』『思考』『夢想』『継続』となるのでしょう。

『変換』の冒頭部分のコントラバスのメロディは部屋鳴りを録りたくない為pre ampを介してライン入力で録音しました。バックのpad系シンセにはかなり強くエフェクトをかけている為、音の定位が揺れて時々小さくパチっとノイズが入りますが意図的にやっております。途中から入ってくる蒸気機関の様な音はLogicの中のアナログシュミレートシンセで作っております。ストリングスにはLogic内のpre ampでレトロ感の漂う色付けがされております。『思考』部分のVocalはガチガチにエディットして、それにボコーダーでハモリが入っている為人間の声じゃないものになっています。『夢想』部分の途中から曲のバックにとある日の生活音が入っています。イントロの音も同じですがこれも自宅スタジオの窓からマイクを出して録音した音です。バカバカしい事をやっているな、と思った方、貴方は正しいです(笑)
この曲がジャンル分けされるとしたら、多分インダストリアル辺りに入るんじゃないかな?と思ったりしています。

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本日発売

20120808CD.jpg

プレスが終わり先ほどCDが届きました♪
本日より発売開始致します。

ご予約頂いた方の分は本日発送致します。
有難うございました〜!!!!!
聴いた感想等、是非是非教えて下さい!

少々マニアックな内容ですが、ご興味ある方は是非宜しくお願い致します♪
現在の僕の集大成的な作品となっております。

WEB SHOPへ

ではでは〜♪

テーマ:日記 - ジャンル:音楽

KADODE

親友ミュージシャン室岡文典君の告別式にて彼に約束しました。
その約束の1つとして音声BLOGを立ち上げました。

KADODE

彼の歌う想いがこの世界に届く事を心から願い祈ります。
そして彼と共に志した音の世界を誇りに思います。

テーマ:日記 - ジャンル:音楽

リリース1週間前

早いもので今日から8月です。

アルバム発売が来週の水曜なので、
ちょっと気が早いですが本日WEBを更新してSHOP情報をUPしました。

YAKITORIYA

現在、一応ご注文は出来る状態になっておりますが
現品未到着の為、発送は8月8日以降になります。

なのでご予約だけは承る事が出来ます♪
もし早めに予約したい場合はお受け致しますので
お気軽に宜しくお願い申し上げます。
その様な方がいらっしゃるのか?は甚だ疑問ですが・・・(^^;
でも、その場合は入荷後すぐお送りする事が出来ると思います☆

そんな横浜は現在強いお天気雨が降っております。
BLOG更新していて洗濯物を取り込むのが遅れ
若干焦ったりしております(笑)

では、そんなこんなで・・・(^^)

テーマ:その他 - ジャンル:その他

プロフィール

YakitoriThor

Author:YakitoriThor
肩書き:
Bassist, Composer, Arranger

日々、革新や独自性を求めて音の世界を彷徨っております。
その制作スタイルのベクトルは非常に内向きだと自負しております。
『自分にとって面白い物=人に伝えるべき物』を旗印に活動しております。

どうぞお見知り置きの程を宜しくお願い申し上げます。

HP: Yakitori Thor's Web

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